2021/05/18

God in the details



なんとも美しい塗り絵。色の組み合わせがセンスよく、色鉛筆で丁寧に塗られています。全くはみ出しているところはなく完璧です。細部に手を抜かず一分の隙もなく完成させることが全体のイメージを創ります。隙により全体が崩れ凡庸なものになることを知っているので「完璧」を追求するのです。

ある著名な演出家による舞台のリハーサルに立ち会ったことがあります。舞台にいる俳優の動きと照明、音。そして、バックの映像をシンクロさせることに、全神経を集中させていました。照明や音が僅かにずれるだけで舞台は台無しになってしまう。細部(detail)は舞台芸術において命です。

 IDOCHAでは、良い茶席のように細部へ徹底して目を配り、心を砕いておもてなしすることを目指しています。フランを掬うスプーンの大きさと形状はこれで良いか。材質は漆か木にするか。グラスの底の形状に合わせてコースターを手作りしたり、おしぼりの材質にこだわります。布であれば発生してしまう小さなほつれも、そのままにすべきではありません。営業前にチェックし完璧にします。

ほとんどの人が気がつかない些細なディテールこそ、IDOCHAのクオリティーを創る。
God in the details.